常識に蝕まれる人生

 

常識とは18歳までに培った偏見のコレクションである。

   -アルベルト・アインシュタイン(物理学者)

 

人の人生は常識に支配されています。

人はそのことに気が付きません。「自分は自分の意思で生きている」と思いこみながら、常識というレールに沿った人生を歩んでいるのです。

 

将来のために勉強し、いい会社に入って、家庭を持ち、毎日一生懸命働くのが立派な生き方であると、テレビや学校や周りの大人から日常的に刷り込まれています。

その枠から外れた人間は、恥ずかしい、情けない、だらしないはみ出し者として、世間から蔑んだ眼で見られるようになります。

みんな子供のときからそういう風に教育されているからです。

 

世の中には下りのエスカレーターに乗って、上に上がろうとする人がたくさんいます。

また、エスカレーターには下りしかないと思っていて、一生懸命上ろうとするのです。

それが素晴らしいことなんだと思っているのです。

   -心屋仁之助著「「好きなこと」だけして生きていく。」 より

 

僕は「大人は毎日しっかり働くこと」という常識を疑いました。

 

なぜ自分の人生の大半を他者に支配されるのだろう。

なぜ人は毎日、行きたくない場所に行き、会いたくない人と会い、やりたくない作業を繰り返し、疲れ、苦しみながら生きているのだろう。

刷り込まれていた幼少時代は気づきもしなかったそんな疑問。

大人になり、身をもってその苦しみを味わってから、しっかりと時間をかけて、真面目に冷静に考えてみるようになりました。

 

 

常識という洗脳に気づいたとしても、その先の一歩を踏み出せない人もたくさんいます。

 

ゾウは子どものころ、鎖で杭につながれて毎日を過ごす。小さいのでたいした力がなく、杭を引っこ抜くことができない。

ゾウは大きくなってからも、その思い込みにとらわれ続ける。調教師はそれを知っているから、鎖のかわりにロープを使ってゾウを杭につなぎとめる。

大きなゾウにとって、杭を引っこ抜くくらいたやすいはずだ。しかし、ゾウは「自分にはたいした力がない」と思いこんでいるから、何もせずじっとしている。

   -アレクサンダー・ローハット著「自分を磨く方法」より

 

人間は大人になり賢くなりますが、賢さゆえに可能性を見誤ってしまうことがあります。

どうせできないから時間と労力の無駄、大人しくできると分かっていることを続けよう。

動くより先にこんな考えが浮かんでしまうため、成長して能力は高くなっているにもかかわらず、それとは逆に行動力を失っていくのです。

 

決心する前に完全な見通しをつけようとする者は決心することができない。

   -H・F・アミエル(哲学者)

 

僕は「働く」という常識を疑ったあと、「自力で稼ぐこと」をやってみました。

何の能力も無い自分が会社に頼らず稼ぐことなど不可能だ。それまでそんな考えを持っていた僕は、働くという常識に苦しみながらも長い間何もすることができませんでした。

 

しかしあるとき、意を決して行動してみると、初めての収入は拍子抜けするほどあっけなく入ってきました。

何でこんな簡単なことを躊躇っていたのだろうと、行動に踏み出せなかった過去の自分を不思議に思うことがあります。

 

 

常識を疑うこと。そして、やってみること。

 

成功するために難しい言葉を並べ立てる人もいますが、本当にこれだけで十分です。

常識を疑えばやるべきことが見えてきますし、やってみればすぐには結果が出なくても、粘り強く続けていけば必ず成功にたどりつけます。

 

常識に自分の人生を喰い破られる前に、立ち向かうアクションを起こしてみませんか。